2006/01/18

GC:ゼルダの伝説 風のタクト

確か本作品が発表されたころ、「絵柄」に関して何かと話題になっていた。アニメっぽい絵柄(トゥーンシェーディング技術とかいうそうだ)がいい、いやもっとリアルな3Dっぽいやつがいい、というようなこと。後者はN64の「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」の単なるハード性能アップからの想像・期待、もしくはGCのスマッシュブラザーズ・リンクの精緻バージョンを望んでのことだろう。他でも書いたが、リアル系は「蝋人形の館」になりがちで、途中でいいかげんこのいまいましい蝋人形を操作するのはもうイヤ、という拒否感が生まれる(ま、私見ですけど)。ということで、このゼルダはトゥーンシェーディングで正解だ。短足リンクもその絵柄ゆえに操ることに飽きがこない。

さて肝心の中身。他の大作ものにありがちな「壮大な世界観」があって、どうのこうのという感じはない。リンクを操り少しずつ世界を味わっていく楽しみがゼルダの魅力だ。当然、ストーリーは後付けでOK。本作もそのノリでつくられたような気がする。
うーん、こんどは海に出たいね、海と言えば海賊だね、船長は女の子、あ、それをゼルダにしちゃえ、リンクにも船がほしいね、で風を自在に操って移動するんだ、など個別のアイデアを1つにまとめあげていった感じ。これでいいのだ。「今度のゼルダは○○ができる、○○する」のノリでつくってもらいたい。

時のオカリナのように、積極的に人に薦めはしないが、ゼルダを味わう1作品として高い評価を与えたい。ただ、「ボリュームは? プレイ時間は?」など、うんざりする質問にも「たっぷりとお楽しみいただけますよ」と答えなければ、ゲーム好きに評価されないという脅迫観念があるのだろうか、やたら「やること」が多くて、最後までたどりつくのに3ヵ月以上もかかってしまった。サクサクっと遊べて、すぐに終わるゼルダもありだと思う。


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