犬である。犬、犬、犬、‥‥。餌をやり、散歩させ、調教(芸)する。各種の競技大会にも参加できる。ヴァーチャル犬とのコミュニケーションを楽しむ「遊び」だ。ずいぶんと前に、ある雑誌で任天堂の宮本氏が「ウチで犬を飼っている。けっこう凝ってる」みたいな話をしていたので、「犬ゲーつくろう!」で実現したのかもしれない。
さて、このヴァーチャル犬、3匹までは同時に飼うことができる。ペット屋で買うときに、ある程度の性格が示され、以降のしつけに影響する。素直な犬と同じしつけをしても、物覚えが悪い犬もいるから、「このバカ犬め!」とののしる楽しみも味わえる。
不思議なもので、アクションゲームやらRPGやらの人間がよりリアルに表現されればされるほど「蝋人形が動いている」みたいで、かえって気色悪いが、Nintendogsでは犬のリアルさが、特別の愛情を抱きやすいポイントになっている。これがマンガ風の犬(お茶犬とまではいかないが)だったら、「わー、かわいい」だけである。それにキャラデザインの好き嫌いも出てきてしまう。犬好きがつくった犬好きのための「遊び」を提供したものであって、ゲーム好き向けというわけでない。
すれちがい通信というものも、かなり体験した。すれちがいで出会う犬に興味はなく、飼い主情報を見て「おお、コイツやりこんでるなぁ」などと眺めるのが面白い。
このゲームも短期集中型プレイをしてしまうと、後で放り投げることになる。設定に内蔵時計と連動した「季節がない」から、とくにそうだ。
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